フェルデンクライス メソッド

手の探索

今日はずうっと手を触っているレッスンをやりました。こんなことをすると立ち上がった時にどんな感覚があるのかとても楽しみでした。

立ち上がったらものすごく手が長くなっていました。長い手に引かれて肩が下がり、歩くときに手が体の横で振り子のようにブランブラン揺れ、とても歩きやすかったのです。参加した方の中にも、手を長く感じた方が何人かいらっしゃいました。

このレッスンでは、床に寝ることがなかったので私も一緒に動作をすることができました。ですから、私はこんな感じがします、皆さんはいかがですか?と普段のレッスンとは違う声掛けをしている自分を見出しました。皆さんと一緒にレッスンを楽しむ体験は初めてだったのではないかと思います。

何回も手を組んでみて、自然な組み方と不自然な組み方とを比べながらレッスンは進んでいきました。すると次第にどちらが不自然なのかがわからなくなっていきました。
普段の習慣による感覚がほどけて行ったように感じられ、同じように感じられた参加者の方が何人かいらっしゃいました。

レッスン前に手の解剖図を見てみました。人の手って不思議なことが一杯あります。
中でも私は薬指だけがすごく動きにくいことを一番不思議に思います。解剖図を見て、この不思議を探求しているうちに、人間の進化論にまでたどり着きました。進化の過程で人は親指と人差し指で器用に物を握り、中指、薬指、小指でしっかり支える必要があったのだそうです。その為、後者の三本の指には横の結合があり、左右からその結合で縛られている薬指はがんじがらめで動けないのだそうです。ほう、へえと発見一杯の手の追求、興味深かったです。

参加者の中に鍵盤楽器を弾かれる方々があるので、薬指の課題をどうしていらっしゃるのかをお聞きしてみました。

永遠の課題です、特殊なストレッチをしています。

という方もあり、

最初からあきらめて他の指に動きを手伝ってもらいます。

という方も、ありました。
ピアニストを目指していたシューマンが薬指を動かそうと必死になるあまり手を壊してしまい、作曲家に転向したという話もしていただきました。又、薬指は動きが少ないがためにその昔は化粧を塗るのに使ったり薬を混ぜるのに使ったりしたのでこの指が薬指と呼ばれるようになったという話は多分ご存じの方が多いことでしょう。薬指で紅をさす動作は今でこそ見られなくなりましたが、艶めくまでの美しさを感じますよね。

調べ上げた手の不思議をお話ししての手のレッスン。手の世界に暫し入り込んだ40分を過ごしたのでした。

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知らず知らずのうちに体に負担をかけていませんか。
気づかぬ癖で痛みはありませんか。

フェルデンクライスメソッドは誰にでもできるやさしい動きの繰り返しからこんな負担を取り除いていくメソッドです。
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