歌う時に息の流れを大切に!
声楽を習うこと25年。何人もの先生方に教えて頂きましたが、皆さん口をそろえておっしゃるのはこれ。しかし私はいまだにどうやったら息の流れを大切にできるのかを一言では言い表すことが出来ません。
音大在学中、友人たちに”息の流れ、て何だと思う?”と聞いたことがあります。ですが・・・。答えが返ってくることはありませんでした。
歌を歌っている時、ん?何だか自分の前で歌が止まっていたなあ、と思う時と、ああ、伝わったなあ、という実感がある時とがあります。
伝わったなあ、と思う時の自分は、曲を自分の体の一部のように感じています。具体的に書くと、飽きるほど沢山歌い込んで、もう楽譜を見なくてもおのずと曲が口から飛び出してくる位に歌えるようになっている感じと言い表せるでしょうか。そんな時、私はどんな状態になっているのでしょう。
実は私はいつもフェルデンをやったあといつもそうなります。そんな風に歌えている自分が不思議にもなります。
そしてそんな時、私の中から歌の表現がにじみ出て心がこもり、人々に歌を伝えたい、という気持ちに満ちあふれてくるのです。こんな時私は歌を感じています。
ここまで書けば答えは明確。そう、フェルデンで右脳が優位に働いているから感覚野が研ぎ澄まされているということでしたよね。こんな時に息を送りたい、人々に息を送って聴いていただきたい、伝えたい、こんな気持ちが私の中から芽生えてくるように思うのです。
今では私は息の流れを大切にする、とはこういうことを言うのではないかと思っています。