フェルデンクライスメソッド

最小のバッグと歩行

少し細かい話ですが、私はどうも厚みのある角形のバッグが好きなように思います。
先日とあるアウトレットを歩いていて気づきました。ウインドウを眺めながら視線を止めるのは必ず角形のハンドバッグ。しかも、小さければ小さいほど気持ちを引かれます。希望のアイテムを探すのも大変なほど沢山のお店や商品が立ち並ぶ中、目が止まる先を見ると必ず小さな角形のバッグが・・・。
何がそんなに気持ちを引くのでしょうか。

バッグには中の世界を考えるという夢があります。いつも、目に留まったバッグに自分のアイテムをどう並べようか、と頭が考え出す瞬間が楽しくて仕方ありません。バッグが小さければ小さいほど惹きつけられます。その小さいバッグに入るアイテムは、と考え始める時にはさらに心が躍ります。バッグに合わせて最小のハンカチーフはどれが良いか考えたり、ミニサイズのお財布はないかと歩いてみたり。アイデアが広がって行きます。(写真は私が持っている中では最小のバッグです。)

しかし、バッグを目にした時、必ずしも買う所までこぎつけないことが多いのも確かで、理由は入る内容によりサイドバッグを持たなければならない、と冷静な考えに我に返ることです。自身の物欲が抑えられた時にはそのバッグは買われずに通り過ぎ去られます。
今までこうして何度もバッグを買いたいという衝動を抑え込んできました。それでなければ私のクローゼットは今頃角形のバッグで一杯になっていたことでしょう。(笑)

ところで皆さんは毎日何歩くらい歩かれますか。歩く時に何かを持って歩きますか。
歩行は左右のバランスが取れていてこそ体の為になります。片側だけに偏って荷物を持って歩けばそちらの側だけ筋肉に力が入り左右がアンバランスになったまま歩くことになります。これは体のゆがみの原因になります。歩かないよりもこうしてでも歩いた方が良いのでしょうが、できたら左右のバランスが取れて歩いていただけたら良いなあ、と私は思います。手ぶらでお散歩が出来れば一番。でももし買い物ついでにしか歩く時間が取れないならリュックを背負って行かれたら左右のバランスを取る助けになります。ですから私のバッグの話に戻ると、写真の私の最小バッグは歩く以外の目的がないときにだけ活躍の場を与えられるというわけです。

世の中には大きなバッグに沢山荷物を入れて重たそうに肩に下げて歩く女性が一杯。あ、そんなに沢山運んでは、体が傾いてしまいますよー、とついお声を掛けたくなってしまう場面が多々あります。そういう自分も買わないつもりで家を出たのについつい買い物をしてしまい、あら、これでは体が傾いてしまいますよー、と自分に声掛けをしたりもしています(笑)