フェルデンクライスメソッド

BGMとフェルデンクライス

BGMとフェルデンクライス

フェルデンクライスにBGMを付けるとしたら、どんなジャンルが合うでしょうか。
以前、フェルデンクライスにBGMをつけてみたら?というご提案をいただいたことがあり、シンギングボウルについてを書いたときにふとそれを思いだし、考えてみました。
そういわれてみると私は今までフェルデンクライスのレッスンにBGMを使っているのを聞いたことがありません。

フェルデンクライスは体の余計な力を抜いていくと同時に神経システムをも鎮めて行きます。体の力を抜くにはBGMがあってもよさそうな気がします。ですが神経システムを鎮めるにはどうでしょうか。

皆さんの中に、学生時代に音楽を聴きながら勉強をしていらした方はあるでしょうか。何かを聞きながらの方が集中できる方もあれば、何か聞いているとそちらを聞いてしまって勉強ができない、という方もいらっしゃるでしょう。因みに私は後者の方でした。きっとクライアントさんの中にもBGMがあっても邪魔にならない方とBGMがあるとレッスンに集中できないという方といらっしゃることでしょう。どうやらBGMは無しにした方がよさそうです。

フェルデンクライスが話した通りの言葉を訳したオリジナルレッスン集があります。
レッスン中彼は、動きの指示の合間に長いコメントを入れる事が多く、このコメントには彼の意図することや考えのエッセンスが詰まっています。先日あるレッスンをしていた時のこと、「このレッスンでは自覚を呼び覚ましている。集中が出来るようになっていれば後ろで音楽が鳴っていても動きの邪魔になることはない。」といった ようなコメントが出てきたことがありました。
私はそれを目にした時、集中できるまで音楽とフェルデンクライスを一緒にやるのは得策ではないというフェルデンクライス自身の考えを見たような気がしました。
レッスンを受ける側の立場である皆さんはどう思われますか・・・。