フェルデンクライスメソッド

6つ目の腰椎のいたずら

6つ目の腰椎のいたずら

これは私がまだ若く下の娘が2歳にもならない頃の事。まだ自分の腰椎の数が人より多いことを知らなかった頃の事です。

5歳の息子と1歳の娘を連れて近隣のプールへ遊びに行きました。そこにはちょっとした石づくりのウオータースライダーがあって、主人も息子も滑る道中つかまるもののないそのスリリングな遊びに興じていたのです。
私は、娘にもやらせてあげたいなあ、と思い、娘を抱っこしてそのスライダーの列に並びました。

ところが自分の番が来ていざ滑り出した所、私のお尻の下の方で何かがバチっ。お尻の真ん中が燃えるように熱くなり、普通ならスライダーの怖さにきゃあ!と叫び声が出るところを私の口からは熱い!!!という叫び声が飛び出しました。

本当は娘を投げ出してうつぶせになりたかったのです。でも、娘はまだ1歳。手放すわけには行きません。
お尻の真ん中が燃えるのを感じながら私はそこの熱さと痛みをこらえて下まで滑り切りました。

私のお尻に何が起きたのでしょう。後で水着の中を見たところ、そこは火傷になっていました。ミステリー、、、でした。

腰椎の数が多いことが原因だった、とわかったのは、その後数十年たってからの事です。腰椎が多いと生活に支障がでるのは腰痛やぎっくり腰だけかと思っていましたが、こんなことも起きるのだ、と今になって思いかえしています。