フェルデンクライスメソッド

八重桜のスタジオ

八重桜のスタジオ

今年の桜もきれいでしたね!そして年々桜の開花が早まっています。数年前までは桜は入学式を飾る花でした。でも今年は卒業式でした・・・。人間がここまで進めてしまった温暖化に対して早く策を練らなければならないなあ、と毎年のように思いを新たにします。

玉川学園の街は桜の名所。週十年前の事、まだ私がここへ越してくるよりずっと前の事です。街に花を添えようと桜植林の計画がなされたそうです。その桜が大きくなり、今では季節になると街中を輝かせてくれます。
ですから玉川学園は幸運にも生活圏にお花見が入り込んでいます。当時植林された桜の中には個人の敷地内に植えられた物もあり、敷地内の桜の手入れに精を出していらっしゃる方も。もう相当育っているので電線に絡んでいる物もあるからです。
ですが玉川学園の方々は、春にはその美しさの恩恵を受けるもののそれが過ぎると樹木から垂れてくるやに、花の後に落ちてくるサクランボやがく、秋には木の葉、と相当な手間暇を取られています。桜と共に生活がある地域の一つと言えるかなと思っています。

ところでレッスン室テラス前にたまたま桜に遅れて開花する八重桜があり、レッスン室で寝ころぶ私たちの目を楽しませてくれます。
鶯の独唱が重なることも・・・。ついついレッスンのお声がけに鶯への称賛のコメントも入れてしまいます。

余談ですがこの八重桜、食べられるのをご存じですか?よく売られている桜の塩漬け。あれは八重桜でないとうまくいかないらしいのです。7分咲きの八重を積んで梅の白酢に漬けて作るようで、いつか試したいと思いつつ七分で積まれる八重を思うと食べるより見ていた方が良いな、と毎年結局時期を逃してしまいます。しかもこれを作ろうと思ったら梅の時期からの準備が必要。昔の人は色々工夫して保存食を作っていたのだなあ、などと我が家の八重を見るたびに思い起こしているのです。